高齢者や持病のある家族を想定した備え方を解説。
薬・食事・トイレ・在宅避難などの不安解消に役立つ具体的な対策のポイントをわかりやすく紹介します。
薬・食事・トイレ・在宅避難などの不安解消に役立つ具体的な対策のポイントをわかりやすく紹介します。
災害は、いつ・どこで起こるかわかりません。
同じ災害に遭っても、高齢者や持病がある方にとっては、環境の変化が大きな体調悪化のリスクに直結します。
「階段が多い避難所まで歩けるかしら…」
「避難所で薬が切れたらどうしよう」
「慣れない食事で持病が悪化しないか不安」
そんな不安を解消するために、普段の生活の中でできる「個別性の高い備え」を整理しました。
健康情報は「アナログ」と「デジタル」の両方で保管
災害時の混乱した現場では、医師や救護員に「いつもの状況」を伝えることが何より重要です。- お薬手帳のコピー: 非常持ち出し袋に必ず入れておきましょう。
- 緊急連絡カード: 氏名、持病、アレルギー、主治医、緊急連絡先を1枚の紙にまとめ、財布やカバンに入れておきます。
- スマホの写真: 薬のパッケージや処方箋を写真に撮っておくと、万が一紙を失くしても確認できます。
処方薬の備蓄は「最低7日分」をキープ
災害時は物流が止まり、病院や薬局もすぐに機能するとは限りません。- 「予備」を持つ習慣: 常に1週間分程度の余裕を持って受診・処方してもらうよう、医師や薬剤師に相談しておきましょう。
- ジェネリック名を確認: 薬の名前が違っても、同じ成分の薬を探しやすくなります。
「食事」と「トイレ」のストレスを最小限に
高齢者や持病のある方にとって、避難所の「おにぎり・パン・カップ麺」中心の生活は、塩分過多や咀嚼の負担になります。噛みやすく、消化にやさしい非常食
「固いものが食べにくい」「塩分を控えたい」方には、専用の備蓄が必須です。- やわらかレトルト食品(介護食): 普段食べ慣れているメーカーのものをローリングストックしましょう。
リンク
- 栄養補助ゼリー: 食欲がない時でもエネルギーと水分を補給できます。
リンク
トイレ問題は「回数」と「衛生」が命
高齢の方は、トイレを気にして水分を控えてしまい、エコノミークラス症候群や脱水を起こしがちです。- 簡易トイレ(多めに): 在宅避難でも、断水時は必須です。
- 介護用おむつ・パッド: 普段使っていなくても、環境変化による失禁に備えて1袋は備蓄を。
リンク
移動・避難のシミュレーション
- 補助器具の再点検: 普段は杖を使わなくても、瓦礫や段差がある場所ではシルバーカーや杖が必要になる場合があります。
- 個別避難計画: 自治体が作成を推奨している「個別避難計画(誰が・どこへ避難させるかの計画)」をケアマネジャーさん等と相談しておきましょう。
認知症がある場合の配慮
急激な環境の変化は混乱を招きます。- 安心できるもの: いつも使っている毛布や家族の写真、お気に入りの小物。
- 迷子対策: 衣服の内側に連絡先を書いた布を縫い付ける、ヘルプマークを活用する。
家族で話し合っておきたい「究極の2択」
「避難所へ行くか、在宅避難を続けるか」- 在宅避難:
家の倒壊リスクがないなら、住み慣れた家の方がストレスは少ないです。
その代わり、多めの水・食料・トイレの備えが必須です。
- 避難所(福祉避難所):
自宅が危険な場合、より配慮が受けられる「福祉避難所」への移動を検討しましょう。
※まずは一般の避難所へ行き、そこから案内されるのが一般的です。
まとめ|“その人に合った備え”が、最高の安心に
高齢者や持病のある家族にとって、防災は「一般的なセット」だけでは足りません。- 薬と健康情報の管理
- 食べやすい食事の備蓄
- 在宅避難を支える衛生用品(トイレ等)
その「ちょっとした工夫」が、いざという時に家族の命と健康を繋ぎます。
PR
